入月 俊明 (Toshiaki IRIZUKI) [教授]

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 専門は層位・古生物学(地層や化石の研究)で,現在,主に北陸,中国地方,九州に分布している新第三紀の海成層を 対象に,地質・化石調査を通じて,当時の化石群集の構成を明らかにし,海洋環境の復元に関する研究を行っている. また,瀬戸内海のような閉鎖性海域において,江戸時代以降の人為的環境変化(有機汚濁,富栄養化など)や 自然の環境変化(レジームシフト)が生物の多様性や生産性に与えた影響に焦点を当て,その関連性を追求している. さらに,甲殻類に属すカイミジンコ(貝形虫)を 対象に進化のパターンを明らかにするため,形態学・系統分類学的研究も行っている. 最近は中国,東南アジアを含めた東アジアにおいて,約300万年前以降の氷河性海水準変動と構造運動による地形の変化, 陸橋の形成と崩壊などの地質学的イベントと,カイミジンコの 種分化過程や移動経路との関連性を,地質学的および 生物学的立場の両面からを調べている.


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