専門教育(地球物質システム学)

地球化学

固体地球を構成する物質(主に岩石)の主要成分,微量成分,および同位体組成の特徴について学びます。 また,これら化学成分のマグマプロセスにおける挙動や,放射性同位元素を利用した岩石の年代測定の方法についても学習します。
講義終盤では,地球化学を活用した「火成岩岩石学」「環境地質学」「応用地質学」の分野の研究例を紹介します。 研究例としては,講義担当者が実際に行っている「南極大陸をつくる岩石の成因や年代を解明する研究」「地球環境を保持しながら 高レベル放射性廃棄物を地層処分できるか否かの研究」「防災や環境科学に役立つ岩石の化学的風化作用の研究」などがあります。

地球を構成する岩石の地球化学的特徴を理解する。また,岩石がどのようにしてできたのか?を化学分析値から解析・研究するための手法を修得する。 地球資源環境学科の学習・教育到達目標B-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する専門知識とその応用)に対応します。

  1. 講義内容,評価方法,参考図書等の紹介
  2. 宇宙の元素存在度と元素の起源
  3. 地殻・マントル・核の化学的特徴
  4. 岩石の主成分元素(1) 結晶作用・岩石融解と元素の挙動
  5. 岩石の主成分元素(2) マスバランス計算
  6. 岩石の微量元素(1) スパイダー図 分配係数
  7. 岩石の微量元素(2) 結晶作用・岩石融解と元素の挙動
  8. マントル・マグマに関する最先端研究
  9. 放射性元素と年代決定法
  10. 岩石・鉱物を用いた様々な年代測定法
  11. Sr・Nd同位体比による火成岩成因論
  12. 安定同位元素の地球化学
  13. 応用地質学で用いられる地球化学
  14. 環境地質学で用いられる地球化学
  15. 総復習
  16. 期末試験
地球エネルギー資源学

エネルギー資源形成のメカニズムと地球環境変遷との関係を理解することを目的とします。また,資源消費が地球環境におよぼす影響について 考察する論理思考を身につけることも必要です。

化石燃料資源、核燃料資源および水力発電資源の地球化学的特徴・地球科学的意義・成因・分布・時代・産地等について理解し、説明できることが目標です。

地質学的な時間スケールで蓄積・偏在化してきたエネルギー資源の形成メカニズムを地質学および地球化学の観点から解説します。
また,エネルギー資源の現状と課題,将来のエネルギーについても言及し,炭素循環と二酸化炭素問題についても身近な問題として 論理的に推察するプロセスを紹介します。

  1. エネルギー資源の消費と環境変化
  2. エネルギー資源の現状と将来
  3. 石油利用の歴史と原油の性質
  4. 石油根源岩と堆積環境
  5. バイオマーカー
  6. 石油生成の反応速度論
  7. 石油の移動と集積
  8. 天然ガスとメタンハイドレート
  9. 地球深層ガス説・オイルサンド/オイルシェール
  10. 油田の分布
  11. 石炭の分類と組成
  12. 石炭の堆積環境
  13. ウラン鉱石の形成
  14. 原子力発電
  15. 水資源
  16. 期末試験
金属・非金属資源学

金属・非金属材料素材資源形成のメカニズムと地球内部の変化および地球環境変遷との関係を理解し,資源の濃集が地球システムの中で占める 意義について理解することを目的とします。

次の代表的な鉱床について、その地質学的特徴・地球科学的意義・成因・分布・時代・構成鉱物・産地について理解し、説明できること。
正マグマ鉱床、ペグマタイト鉱床、熱水性鉱脈鉱床、熱水性堆積鉱床、スカルン鉱床、縞状鉄鉱層、蒸発岩、マンガン団地、粘土鉱床と粘土の利用、 ボーキサイト・ラテライト、ウラン鉱床、水資源

地質学的な時間スケールで濃集・偏在化してきた金属・非金属鉱物資源の形成メカニズムを地質学および地球化学の観点から解説します。 また,理解に必要な酸化還元,安定同位体比,pH/Eh等の基礎知識を適宜説明します。

  1. 鉱床学の歴史
  2. 正マグマ鉱床
  3. ペグマタイト鉱床
  4. 熱水性鉱脈鉱床
  5. 熱水性堆積鉱床
  6. スカルン鉱床
  7. 縞状鉄鉱層
  8. 蒸発岩
  9. マンガン団地
  10. 粘土鉱床と粘土の利用
  11. ボーキサイト・ラテライト
  12. ウラン鉱床
  13. 水資源
  14. 各鉱床の分布
  15. 期末試験
鉱物科学

惑星・衛星の構成単位である鉱物の階層の構造と運動法則の解明,および,有用な機能を持つ鉱物の利用の探求が鉱物学の目的です。 初学者のために基礎的事項を解説します。

(1)鉱物が原子より高次の階層であると共に惑星・衛星の構成物の最小単位であることの意味を理解する。
(2)鉱物の化学組成の求め方と表し方を理解する。
(3)結晶の形態の意味,規則な形の表し方を理解する。
(4)結晶内の原子の規則的配列を幾何学的に理解する能力を身に付ける。
(5)結晶内の原子の規則的配列を化学結合の観点から理解する。
(6)鉱物や結晶の本質的特性である固溶体,多形を結晶構造と化学結合の観点から理解する。

  1. 鉱物の定義と鉱物の性質
  2. 鉱物の化学組成と化学分析
  3. 結晶形態の規則性1:結晶の理想形,晶癖,晶相
  4. 結晶形態の規則性2:結晶系,結晶面,晶帯
  5. 結晶形態の対称性1:対称操作と対称要素
  6. 結晶形態の対称性2:対称要素の組合せ,晶族
  7. 鉱物内での原子の配列と結晶格子(1):結晶格子と単位格子
  8. 鉱物内での原子の配列と結晶格子(2):結晶系,格子タイプ,ブラベ格子
  9. 原子の構造,性質
  10. 化学結合と鉱物(1):イオン結晶
  11. 化学結合と鉱物(2):共有結晶
  12. 化学結合と鉱物(3):金属結晶など
  13. 固溶体
  14. 多形と多形転移
  15. 試験
結晶構造とX線結晶学

(1)鉱物学、物質科学の基礎である結晶構造に関する基礎知識を得る.
(2)結晶構造を理解するための概念を学び、思考能力を養う.
(3)X線をもちいて鉱物を同定し、結晶構造を解析するための基礎知識・考え方を修得する。
(4)X線結晶構造解析の具体的手法の基礎知識を得る。
(5)課題レポート、演習問題の解答の口頭発表,質問への返答を通じて、自ら興味を持ち思考する能力を鍛える。

結晶内の規則正しい原子配列を,結晶格子及び対称性の両面から理解し,表現する能力を身に付ける。 また,結晶内の規則正しい原子配列を決定する最も有効な研究手法であるX線回折法の原理と研究方法を理解し, 卒論及び大学院における研究に役立てると共に地球資源環境学分野の業界で貢献できる能力を養う。

  1. 講義内容、講義方法、試験方法などの概説。教科書紹介。鉱物科学でやったことの復習
  2. 鉱物科学でやったことの復習2
  3. 原子配列の規則性(1):結晶格子、単位格子、格子定数
  4. 原子配列の規則性(2):格子タイプ、ブラベ格子
  5. 原子配列の対称性(1):対称操作と対称要素
  6. 原子配列の対称性(2):対称操作と対称要素
  7. 原子配列の対称性(3): 演習
  8. 原子配列の対称性(4):空間群、(課題)
  9. X線による鉱物の研究法(1):X線の発生とX線の諸性質
  10. X線による鉱物の研究法(2):結晶によるX線の散乱と回折
  11. X線による鉱物の研究法(3):ブラッグの反射条件、消滅則 (課題)
  12. X線による鉱物の研究法(4):X線粉末回折法
  13. X線による鉱物の研究法(5):鉱物の同定法
  14. X線による鉱物の研究法(6):結晶構造解析法
  15. 期末試験
火成岩岩石学

地殻を構成する火成岩類の産状・分類を始め,記載岩石学の基礎,相平衡岩石学の基礎を修得させると同時に,マグマの生成・分化・固結にまつわる 諸現象についての理解を深めさせることを目的とします.

火成岩の記載・分類法の修得.相平衡図による火成岩マグマの生成と固結の過程の理解.島弧・大陸・海域における火成岩マグマの生成システムの理解.
地球資源環境学科の学習・教育到達目標B-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する専門知識とその応用)に対応します.

  1. 岩石区分と地球の内部構造
    1-1 岩石の区分
    1-2 地球の内部構造
  2. 火成岩の分類
  3. 火成岩の主要構成鉱物
  4. 火成岩マグマの発生と多様性
    4-1 玄武岩マグマの発生
    4-2 マグマの種類と性質
    4-3 火成岩の多様性を作る原因
  5. 相律と1成分系
    5-1 相律
    5-2 1成分系
  6. 2成分系
    6-1 連続反応系列
    6-1-1 平衡結晶作用
    6-1-2 平衡溶融作用
    6-2 不連続反応系列
    6-2-1 平衡結晶作用
    6-2-2 平衡溶融作用
    6-2-3 一致溶融(調和溶融)
    6-2-4 不一致溶融(非調和溶融)
  7. 3成分系
    7-1 平衡結晶作用
    7-2 平衡溶融作用
    7-3 部分溶融作用
    7-4 レルゾライト(上部マントル)の融解
  8. ノルム計算
    8-1 花崗岩
    8-2 アルカリ玄武岩
  9. 火成岩の系列
  10. 様々な火成岩の産状と成因
  11. 総復習と期末試験
変成岩岩石学

講義と演習(岩石の観察,鉱物組成の分析,変成P-T条件の推定)(希望者に,5~6月に四国三波川変成帯へのフィールド実習を実施する). 担当教員(高須)とTAで授業を進める.

グローバルな造構運動にともなっておこる主に広域変成作用と広域変成岩について,地質学・構造地質学的産状,岩石構造・岩石組織からの変成履歴の解析, および変成温度・圧力条件の推定方法を修得する.これらを実際のサンプルを使用して(フィールド実習で採取するエクロジャイトを使用する予定) 実践的に学ぶことを目的とする.

主に広域変成岩について,フィールドでの産状を理解するとともに.変成岩の形成P-T条件の推定の方法を修得し,変成岩を形成したグローバルな造構運動を 議論する能力を身につけることを目標とする.

  1. イントロダクション
  2. 変成岩の記載〈演習〉
  3. 地質温度計・圧力計(1)
  4. 地質温度計・圧力計(2)
  5. 変成岩のP-T推定〈演習〉
  6. 変成P-T経路とテクトニクス
  7. 三波川変成岩〈高圧型変成帯の典型例〉
  8. 変成岩の組織と変成履歴の解析手順の解説(三波川エクロジャイトを例に)
  9. 研磨薄片の作成
  10. 変成岩の岩石記載法
  11. 変成岩の岩石記載と顕微鏡写真撮影
  12. EPMAによる鉱物化学分析
  13. 鉱物化学分析結果の解析
  14. P-T(温度圧力)経路の推定
  15. 変成岩の組織と変成履歴についてプレゼンテーション
  16. 期末試験
変成地質学

変成岩,変成帯および変成作用の基本概念を明らかにするとともに,様々なグローバル・セッティングにおける変成作用の性質・特徴や成因について考察します. これは,地球資源環境学科の学習.教育到達目標のB-1に対応します.

講義として,変成岩および変成作用についての基礎知識を解説するほか,変成岩地域の地質調査,変成岩の組織と岩石記載についての実習・演習を取り入れます.

  1. イントロダクション
  2. 変成岩の分類と観察
  3. 変成岩の原岩
  4. 変成岩と変成作用の定義
  5. 変成岩の分類(変成作用の原因による分類)
  6. 変成岩の分類(地質学的分類)
  7. 変成岩の分類(変成条件による分類)と変成相系列
  8. 個々の変成相
  9. アイソグラッドとその意義
  10. アイソグラッドについての演習,グループ討論
  11. 変成岩の組織と構造・テクトニックな意味
  12. 変成岩の組織と構造・テクトニックな意味(演習)
  13. 変成条件(P,T)の推定方法
  14. 変成作用とテクトニクス
  15. トピックス
  16. 期末試験
構造地質学

断層・褶曲などの地質構造の基本概念について解説し,構造の成因を力学的観点から考察します。また,構造の成因を地層の形成段階から見ていくため, 地層学と地質図学(地球科学基礎演習)を習得していることが必要です。

地層の初生的形態と後天的変形形態の理解,地下構造の三次元的認識,変形の原因論の理解,地球物理的情報の解読などについて充分に習得すること。 なお、この講義は、地球資源環境学科の学習・教育到達目標のB-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する専門知識とその応用)に対応します。

  1. 単層と層理面,地層の姿勢,層相区分,整合と不整合
  2. 褶曲の形態
  3. 褶曲の力学
  4. 断層
  5. 節理
  6. 破壊の力学
  7. 火成岩体-岩脈
  8. 火成岩体-深成岩体
  9. 火成岩体-コールドロン
  10. 中間のまとめ
  11. 堆積同時構造
  12. 物理探査-重力ポテンシャル
  13. 物理探査-重力異常
  14. シミュレーション/アナログ実験
  15. シミュレーション/デジタルシミュレーション
  16. 期末試験
グローバルテクトニクス

地殻の基本構造と地球の内部構造について解説し,地球のダイナミクスについて考察します。地球内部について新発見があるたびに,新しい考え方が登場したことを 科学史的に検証し,何を公理として体系が成立しているのかを考えてもらいます。

地球全体のグローバルな構造を理解し,グローバルな運動の認識に果たした仮説の役割と,現在の地球観が固定された唯一解ではないことを習得する。 なお、この講義は、地球資源環境学科の学習・教育到達目標のB-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する専門知識とその応用)に対応します。

  1. Introduction-地球内部構造の新発見と地球観の変遷
  2. 地球内部の「常識」はいかにして発見されたか?
  3. 地球内部の構造:革命編
  4. 地殻の構造:常識編
  5. 海洋地殻の解明―水平方向のグローバル化
  6. 海嶺の特徴―トランスフォーム断層
  7. 海洋底拡大説からプレートテクトニクスへ
  8. プレート運動の観測
  9. 大陸移動
  10. 大陸の分裂―リフトからドリフトへ
  11. 地向斜論の解体
  12. マントルの運動論―プレートからプルームへ
  13. 島弧―背弧
  14. 背弧拡大―いつから始まったか
  15. まとめとこれからの地球観
  16. 期末試験
岩石学実習

上部マントルおよび地殻を構成する火成岩・変成岩およびそれらの構成鉱物の識別・同定ができるようになることをめざします. また,岩石・鉱物の産状や組織を記載し,それらの成因を考察できるようにします.

(1)フィールドにおいて露頭観察し,研究目的に合致した的確な岩石採取ができる
(2)岩石サンプルの肉眼観察,造岩鉱物の同定ができ,記載ができる.
(3)偏光顕微鏡の構造を理解し,使いこなすことができる.
(4)主要造岩鉱物の光学的性質を理解し,それらの同定ができる.
(5)火成岩の組織を理解し,その組織の火成岩成因論的意義が議論できる.
(6)主な変成鉱物の光学的性質を理解し,それらを同定できる.また,変成岩の組織が記載できる.

上記目的とともに,地球資源環境学科の学習教育到達目標B-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する専門知識とその応用)に対応しています.

岩岩石試料の採取方法からはじめ,偏光顕微鏡観察用の薄片作製法を修得します.
各自が作製した薄片およびその他の薄片を使用して,主要造岩鉱物および変成鉱物の同定,火成岩・変成岩の偏光顕微鏡による岩石記載法を理解します.

[前期]1~15, [後期]16~31

  1. イントロダクション(授業の内容,修得目標,授業の進め方,成績評価の方法等の解説)
  2. 岩石・鉱物薄片作成法と岩石肉眼観察法の講義
  3. 岩石試料サンプリング法(野外)
  4. 岩石肉眼観察と記載(実習)玄武岩,安山岩
  5. 岩石肉眼観察と記載(実習)花こう岩,はんれい岩
  6. 岩石・鉱物薄片作成法(講義と実習)
  7. 偏光顕微鏡の構造と調整
  8. 単ニコル・直交ニコルによる偏光顕微鏡観察
  9. 石英と一軸性結晶のコノスコープ像
  10. 一軸性結晶の光学的性質(主に講義)
  11. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(斜長石,カリ長石)
  12. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(黒雲母,白雲母)
  13. 2軸性結晶の光学的性質とコノスコープ像
  14. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(ホルンブレンド)
  15. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(単斜輝石,斜方輝石)
  16. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(復習)
  17. 主要造岩鉱物の偏光顕微鏡による観察(かんらん石)
  18. 火成岩の組織と岩石記載の方法(講義)
  19. 火成岩の組織の偏光顕微鏡による観察
  20. 火成岩の組織の偏光顕微鏡による観察
  21. 火成岩の組織の偏光顕微鏡による観察
  22. 火成岩の組織の偏光顕微鏡による観察
  23. 変成作用と変成鉱物(講義)
  24. 変成岩の組織と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(藍晶石,珪線石,紅柱石)
  25. 変成岩の組織と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(ローソン石,パンペリー石,藍閃石)
  26. 変成岩の組織と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(ざくろ石,ひすい輝石)
  27. 変成岩の組織と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(菫青石,十字石,緑泥石)
  28. 変成岩の組織と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(紅れん石,白雲母,緑れん石)
  29. 主要造岩鉱物と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(復習1)
  30. 主要造岩鉱物と変成鉱物の偏光顕微鏡による観察(復習2)
  31. 学年末試験
岩石学実習の写真
鉱物学実験

鉱物学概論及び鉱物学で学んだ概念や手法を,実験・実習を通じて完全に身につけることを目的とします。地球物質システム学以外の環境地質学, 自然災害工学の各分野でも,卒論および大学院の研究の際に,各種機器を使って鉱物の種類を決定しなければならないことがたびたびありますが, 本実験でその能力を養います。

卒論および大学院での研究,更に,本学科関連分野に就職した際に必ず必要となる鉱物の研究手法と実験方法を身に付け,装置を正しく使用して 分析・解析ができる能力,また,分析・実験結果の正当性を評価し,有益な情報あるいは結論を引き出す能力を身に付ける。

  1. 鑑定表による鉱物の肉眼鑑定法(1)
  2. 鑑定表による鉱物の肉眼鑑定法(2)
  3. 反射顕微鏡用の岩石薄片作成
  4. 反射顕微鏡による不透明鉱物の観察(1)
  5. 反射顕微鏡による不透明鉱物の観察(2)
  6. 結晶模型を使って結晶の対称性を決定(1)
  7. 結晶模型を使って結晶の対称性を決定(2)
  8. 結晶面と対称要素のステレオ投影(1)
  9. 結晶面と対称要素のステレオ投影(2)
  10. エネルギー分散型分析装置による鉱物分析(1)
  11. エネルギー分散型分析装置による鉱物分析(2)
  12. 化学式計算法(1)
  13. 化学式計算法(2)
  14. X線粉末回折法(1):鉱物の同定
  15. X線粉末回折法(2):格子定数の計算
地球資源学演習

身近な岩石試料を用いて,その中の有用成分を分析する原理・方法と実際を習得し,資源の偏在・濃集とその岩石が生成した環境との関係等について 理解することを目的とします。

分析の原理・方法等を演習によって学んだ後,黒色頁岩や石炭等を用いて,その中に含まれる有機炭素,窒素,イオウ,炭化水素および粘土鉱物等を分析します。
また,同試料(またはそれに関連した試料)を用いて,方解石・石英中の流体包有物の均質化温度測定,粘土鉱物の同定,フィッショントラック法による 熱履歴解析等を通して基礎的資源評価法を習得します。

分析はグループ毎に行い,分析の区切り毎にレポートを提出してください。最終的には,各分析結果を総合的に検討し,それらの元素・鉱物等が 濃集した(または濃集しなかった)理由およびその年代の地質について討論を行います。

  1. オリエンテーションおよび試薬の濃度調整法演習
  2. 炭化水素生成のギブスエナキジーに関する演習
  3. 機器分析の方法1(CHNS元素分析)
  4. 分析結果の解析方法と統計的取り扱い演習
  5. 試料粉砕・均一化等の前処理
  6. CHNS元素分析
  7. 結果の解釈と討論1
  8. 機器分析の方法2(流体包有物分析,粘土鉱物分析,フィッショントラック分析)
  9. 流体包有物マイクロサーモメトリーの基礎
  10. 均質化温度測定と資源探査への応用
  11. 粘土鉱物の資源評価における重要性
  12. XRDを用いた粘土鉱物同定の実際
  13. 放射年代測定と熱履歴解析の基礎
  14. フィッショントラック測定の実際
  15. 結果の解釈と討論2
地球物質システム学セミナーI

地球科学に関する論文を読んで内容を理解し,それらを取りまとめてプレゼンテーションを行い,議論することによって,研究の実際と論理展開の方法を 修得することを目的とします。

(1)英語論文を読解し,具体的研究方法と議論の方法を修得する.
(2)読んだ内容を分かりやすく取りまとめる能力を養う.
(3)分かりやすいプレゼンテーションを行う技術を習得する.
(4)質問に適切に答える能力を養う.
(5)他学生のプレゼンテーションを聞き,適切な質疑を行う能力を養う.

上記の「授業の目標」に掲げた(1)~(5)の修得目標を達成すること。地球資源環境学科の学習・教育到達目標B-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する 専門知識とその応用)に対応します。
(論理的な記述力,口頭発表力,討論などのコミュニケーション能力を身に付ける.与えられた制約条件下で計画的に作業・研究を進めまとめる能力を身に付ける. (学習・教育到達目標F-1,G-2))

以下に示す分野の中から学術論文を選択し,その分野を専門とする教員から個別指導を受け,論文を読みます。理解した内容は,各学生が 資料を準備してプレゼンテーションによって紹介し,学生および教員から質疑を受けます。発表者は,適切な応答ができるようにあらかじめ広範な 準備を行っておく必要があります.内容が不十分な場合には,再度発表を行わなければなりません。

選択できる学術論文の分野は次のとおりです。

  1. 火成岩岩石学
  2. 変成岩岩石学
  3. プレートテクトニクス
  4. 横造地質学
  5. 地質年代学
  6. 鉱物学
  7. 結晶化学
  8. 有機地球化学・石油地質学
  9. フィッショントラック
  10. 堆積岩地球化学
地球物質システム学セミナーII

卒業論文研究に必要な学術論文を読解し,プレゼンテーションによって紹介します。また,併せて卒業論文の方法論,研究の実際および関連する研究などの紹介を行い, 多角的・総合的アドバイスを分野全教員から受けて総合的な研究基礎能力を養います。

(1)研究の計画立案能力を養う。
(2)野外調査や室内実験の方法論を修得する。
(3)研究内容を分かりやすく取りまとめる能力を養う。
(4)分かりやすいプレゼンテーションを行う技術を習得する。
(5)質問に適切に答える能力を養う。
(6)他学生のプレゼンテーションを聞き,適切な質疑を行う能力を養う。

上記の「授業の目標」に掲げた(1)~(6)の修得目標を達成すること。地球資源環境学科の学習・教育到達目標B-1(岩石・鉱物学,資源地質学,構造地質学等に関する 専門知識とその応用)に対応します。
(論理的な記述力,口頭発表力,討論などのコミュニケーション能力を身に付ける.与えられた制約条件下で計画的に作業・研究を進めまとめる能力を身に付ける. (学習・教育到達目標F-1,G-2))

以下に示した分野から学術論文を選択し,読解します.理解した内容は,卒論の研究経過と伴にプレゼンテーションによって紹介し,学生および教員から質問を受けます.

卒論の研究内容は,英文要旨(300字程度)とレジュメにまとめ,プレゼンテーション時に全員に配布して説明します.英文要旨は発表前に 指導教員の添削指導を受けてください.また,卒論研究の方法論等についても指導教員の個別指導を受けます.十分に練習を行い,決められた時間内で 分かり易いプレゼンテーションが行えるよう努力してください.発表は,レジュメおよびプロジェクタ・OHP等を用いて行います.内容が不十分な場合には, 再度発表を行わなければなりません.

また,引き続き毎回行われる大学院生・留学生の修士・博士研究中間発表にも出席し,質疑・討論に参加します.

学生は,このセミナーによって研究の計画立案,調査の取り組み方の学習を併せて行うことができ,卒業論文のための研究をより客観的なものに高めていくことができます。

  1. 地質学
  2. 火成岩岩石学
  3. 変成岩岩石学
  4. プレートテクトニクス
  5. 横造地質学
  6. 地質年代学
  7. 鉱物学
  8. 結晶化学
  9. 有機地球化学・石油地質学
  10. フィッショントラック
  11. 堆積岩地球化学

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